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侵入犯罪に於いては、平成14年がピークで、その後3年間減少傾向にある。
又、検挙率も上昇傾向にあり、一見良い方向に向かっている感じだが、果たしてこの傾向は続くのだろうか?
15年以降侵入犯罪が減少傾向にあるのは、はたして一般市民の防犯意識が高まったからなのだろうか?
はたして住宅や事務所や各建物の鍵や防犯ガラスや防犯フィルムなどの防犯設備が普及したからなのだろうか?
確かに、多くの防犯事業者や警察の努力により防犯設備の開発も進み、官民合同会議が主導している防犯性能の高い建物部品の認定もすすめられたのは事実である。
しかし、建物の防犯設備はホンのわずかしか普及率が上がっていないのではないかと危惧している。
では、なぜ侵入盗は減少傾向にあったのだろうか?
もし、犯罪組織にとってもっと効率良く稼げる方法があったとしたらどうだろう。
振り込め詐欺(旧オレオレ詐欺)、リフォーム詐欺、暴力金融ならず暴力リースなどここ数年目立っているが、もし犯罪組織のおおもとが同一であれば、「見知らぬ家屋に侵入するより、はるかに(彼らにとって)捕まる危険性が少なく効率的に稼げる方法に移行する。」と考えても不思議ではない。
空き巣から振り込め詐欺、そしてリフォーム詐欺から暴力リース、最近では半鐘やステンレス製のポールや、滑り台や側溝の蓋にいたるまでの金属泥棒と、次々に新手の犯罪ビジネスが横行し、一つの犯罪に捜査の手が届くようになると、又次の犯罪へと移行していく。
つまり、一部の犯罪が減ったとしても、全体の犯罪が減ったのではなく、決してこのままでは、今後犯罪が減少し検挙率があがって昔のような安全神話の時代に戻ることは難しいと筆者は考えている。
根本的に犯罪組織を撲滅しない限り、彼らが考え出すいろんな手口が難しくなった時、又侵入盗が増えてきても不思議ではないのだ。
その上、犯罪がおきやすい環境に突き進んでいるように思えてならない。
<犯罪がおきやすい環境とは>
少子高齢化と団塊の世代の700万人に及ぶ定年退職が悪環境をつくるかもしれないと危惧している。
何故か?
第一に高齢者が増えれば、お金があって騙しやすく、万一遭遇しても容易に縛りあげられるような弱者が増える。
働く人が減れば、経済は低迷する。
働く人が減れば、労働力不足を海外に求めざるを得ない。
外国人労働者の中にはビザ切れや何らかの事情で生活に困窮し犯罪に手を染める人も増える可能性がある。
そして(絶対に避けなければならないが)国家経済の破綻などあれば治安はいっきに乱れ、治安に回す予算さえ極度に不足するかもしれない。(ネバダレポート参照)
そんな環境の中で、あなたは今後の日本が安全国家に戻ると思いますか?
しかし、あらゆる努力のもとに安全神話の復活を祈るばかりである。
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